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2005年11月14日
ロシア連邦大統領 ヴラジーミル・プーチン様
内閣総理大臣 小泉純一郎様
外務大臣 麻生太郎様
以下に署名した私たちは、11月20日にプーチンロシア大統領が訪日するに際して、日露の首脳会談において、チェチェン戦争の平和的解決について討議することをお願いしたく、この文書を差し上げました。私たちは戦争の平和的解決と、人権侵害の停止、ロシア軍のチェチェンからの即時撤退を求めて活動してきました。
ご存知のようにチェチェン共和国では、1994年に、ロシア連邦からの独立を阻止するため、ロシア軍の軍事侵攻があり、第一次(1994〜1996年)と第二次のチェチェン戦争(1999〜現在)によって、すでに20万人以上のチェチェン民間人がロシア軍によって殺され、3万人以上が行方不明になっています。
民族殲滅ともいうべき激しい攻撃により、人口わずか100万足らずのチェチェン共和国は破壊され尽くし、多くの一般市民の犠牲が出ました。2000年にロシア軍はチェチェンの首都、グローズヌイを制圧したと発表、親ロシア政権が作られましたが、現在でも弾圧は止まず、チェチェン国内では、ロシア軍や警察など治安機関が無差別に市民を拘束する恐怖政治が続いています。
さる10月、チェチェン戦争報道を続けるロシア人記者のアンドレイ・バビーツキ氏が来日し、多くの日本人を前に講演を行いました。講演では、チェチェン共和国内におけるロシア軍の掃討作戦の実情として、ロシア軍がつかまえたチェチェン人を、身代金と引き換えに解放することを家族に要求したり、あるいは拷問の末に殺してしまうことがあると語られました。これらは重大な犯罪であり、人道的に許されることではありません。
また、ロシア軍将校・兵士によるチェチェン人女性に対する性的暴行などの事件も起きていますが、表面化していません。これは、被害を受けた事実を隠そうとする、女性達の羞恥心を利用した卑劣な犯罪行為といえるでしょう。
2002年10月のモスクワ劇場占拠事件、2004年9月の北オセチア学校占拠事件などは、私達の記憶にも新しいところです。これらの事件は、いまだ不明な点が多いものの、チェチェン問題が事件の背景にあることは間違いありません。
北オセチア学校占拠事件では、300人以上の死者が出て、そのほとんどが子どもだったことで世界中から、チェチェン独立派への厳しい目が向けられました。このような事件を起こした人々は、公正な裁判のもとに処罰を受けるべきです。
チェチェン戦争において、子どもの犠牲者が5万人以上にもおよぶと言われます。1994年以来、この状況を作り出した人々もまた、同じく処罰をうけなければなりません。私たちは、この戦争におけるロシア政府の責任は極めて重いと考えています。また、北オセチアのベスランにしても、チェチェンにしても、あるいはモスクワにしても、ロシア政府の対コーカサス政策の影響下から逃れ得ないと考えます。ロシア政権がチェチェンゲリラたちとの戦闘を続け、無辜の人々に対する掃討作戦を繰り返せば、双方の憎悪や敵愾心があおられ、さらなる事件を誘発するでしょう。
私たちは、両首脳に次の事柄を訴えます。
1.チェチェン独立派との和平交渉によって戦争を停止し、ロシア軍はチェチェンから即時撤退すること。
2.日本政府および国際社会は、チェチェン戦争を傍観せず、平和解決のために、調停者として積極的に介入し、これ以上の戦争の継続と拡大をくい止めること。
署名者:プーチンはチェチェン戦争をやめろ!11.20デモ実行委員会 一同
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