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チェチェンニュース
Vol.01 No.33 2001.12.22

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■「連続アパート爆破事件の主犯はロシア情報機関」ベレゾフスキーが非難/グラスノスチ財団、12/16

モスクワで開かれた「市民社会と人権に関する会議」に、ロシア政界の黒幕と言われていた政商のボリス・ベレゾフスキー氏が出席し、1999年のモスクワとヴォルゴドンスクでの連続アパート爆破事件は、ロシアの情報機関が行った陰謀だと非難した。同時に、リャザンで数人の男がアパートに爆発物を置き、パトロール中の警察官に発見された事件についても、検挙された容疑者がFSBの工作員だったと発言した。事件当時、ロシア政府はモスクワとヴォルゴドンスクでの事件にチェチェン人が関与していると発表。専門家は事件がプロフェッショナルの犯行であることを指摘していた。

■赤十字とロシア軍の会談/グラスノスチ財団、12/16

12月14日、北コーカサス赤十字代表のラジ・ラーナ氏と、ロシア軍北コーカサス軍管区のトローシェフ司令官が会談し、赤十字とロシア軍の協力関係が話し合われた。この場で、ラーナ氏はロシア兵士に対して、赤十字が戦時国際法についてのレクチャーを行う準備があることを明らかにした。これはチェチェン各地で民間人に対する略奪、不法な拘束と人身売買が続いていることを踏まえての提案と思われる。

■ロシア軍基地への電力供給が停止/略奪行為への抗議として/グラスノスチ財団、12/16

12月13日、チェチェンの電力会社「グロズエネルゴ」のナルディ・ウサーモフ氏によると、ハンカラの駐留ロシア軍の本部に対する電力供給が一時停止されていたことがわかった。これは、アルグンの発電所に対するロシア軍の攻撃に対する報復であるという。駐留ロシア軍のモルテンスキー司令官が、この攻撃を行った兵士を処分すると約束したため、電力は再度供給された。現在発電所は親ロシア政府の警察が警備している。

■ルイーサ・ベテルギリエーヴァ(女性人権活動家)、射殺される

12月13日、グラスノスチ財団によると、チェチェンの町アルグンの郊外で、チェチェン-ロシア友好協会の活動家ルイーサ・ベテルギリエーヴァさん、ウマル・ムサーエフさんの2人がロシア軍に襲撃された。ルイーサさんはこれにより即死、ムサーロフさんは軽傷を負った。

2人は今月11日の、ロシア軍によるアルグンでの略奪事件などの調査のため、チェチェンの隣国イングーシからアルグンに向かって、車で移動中だった。アルグン郊外のロシア軍の検問所を通過しようとしたルイーサさんらに対し、ロシア軍が身元をチェックし、アルグンが封鎖され、交通が禁止されていることを告げたところ、2人は指示に従って引き返したが、これに対してロシア軍が後方から銃撃を行った。ルイーサさんは即死、ムサーエフさんはシャリの病院に収容された。

チェチェン−ロシア友好協会のスポークスマン、スタニスラフ・ドミトリエフスキー氏はAFPの電話取材に対して、「二人が車をターンさせて、検問所から15メートルほど走ったところでロシア兵が銃撃を始めました。理由は不明です」(AFP、12/18)と語った。同氏によると、ロシア軍はこの事件に対する調査を始めたという。

■戦闘状況/グラスノスチ財団、12/17

12月14日夜、アルグン郊外の数地点に対してロシア軍の砲撃が行われた。これにより、モスクと住宅2棟が破壊された。同日、グロズヌイでは石油タンク車の運転手が、ロシア軍の検問所で射殺された。また、30人の住民が掃討作戦により拘束された。

12月14日、チェチェン南部のシャリでは、ロシア軍の装甲車1台が、チェチェン側の攻撃によって破壊された。ロシア兵4人が死亡、2人が負傷した。また、チェチェン兵1人が死亡。

■戦闘状況/グラスノスチ財団、12/18

12月16日、チェチェン南部山岳地域のヴェデノ、シャトイ、イトゥム−カリ地域に対して、ロシア軍のヘリによる攻撃が行われた。ヴェデノとシャトイに対しては地上戦と共にミサイル攻撃も行われ、レジスタンスの拠点2箇所とレジスタンス11人が死亡した。同日、アルグンの住民3人が、レジスタンスへの参加を理由にロシア軍に拘束された。アルグンの近郊では、武器の集積場所が発見された。中には狙撃ライフル、カラシニコフ、手榴弾が発見された。

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