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12日の夜は、東京渋谷の東京ウィメンズプラザで行なわれた 「チェチェンで何が起こっているのか」にご参加いただいた方々に御礼申し上げます。
連休の真中の日で、しかも夜。加えて「チェチェン」というマ地味なテーマにもかかわらず、 121人もの人が駆けつけてくれました。四国や長野県松本市からの参加もあり、本当にありがたく思います。
めずらしく私は反省しています。かなり誤解を生む報告内容になってしまったからです。
100万人のうち20万人以上が犠牲になっているチェチェン戦争。 そこに入ってきた(ほとんど潜入といっていい)人間、 すなわち地獄のような被害を知っている人間にしては、話し方がまずかったと、つくづく反省しています。
戦争によってずたずたに傷ついているのがチェチェンの実態です。 どこまで行っても瓦礫の山で、傷ついていない建物を探すのが一苦労。 というより、ほとんどそのようなものは存在しない。 だが、あえて広場にあるクリスマスツリーとか、 こぎれいなかっこうをしてスカーフ(イスラム女性の象徴)をとって歩く女性の姿、 町の市場で売っているきれいな商品などの写真を見せました。
実は、これらは復興の兆しではなく、 ロシアによって軍事占領された悲劇の象徴として見せたつもりだったのです。 イスラム教のチェチェンでこれ見よがしに飾られたツリー。 スカーフをとる女性が増えたことは、それだけでロシアの弾圧と抑圧を示す。
それなに、そういう背景を説明せず、ただ写真を見せてしまったために、 「ああ、けっこう物資もあるんじゃない」 「厳格なイスラムの戒律から女性は自由になったんだね」 「クリスマスツリーがあるのはのどかで微笑ましい」などと誤解されかねません。
これでは私の意図と正反対になってしまう。 自分自身の表現力のなさに愕然とするとともに、久々に反省しました。
近いうちに、今回の報告会の誤解をとくためにも、「チェチェンニュース」と 「チェチェン総合情報」の読者のために、最新報告のレポートを連載したいと考えています。 遅くとも3月中には連載開始をしたいと思います。
昨日の報告会でよかったのは、チェチェン難民母子支援の一環でもある ビデオ『春になったら&子ど もの物語にあらず』 が何本も売れたことです。
林克明(はやし・まさあき)/ジャーナリスト
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