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『誰か読んで☆ニュース』のお時間です。
アンナ・ポリトコフスカヤの、もしかしたら最後の著書「ロシアン・ダイアリー 暗殺された女性記者の取材手帳」が、NHK出版から刊行されます。[書籍情報]
内容説明:「『私にはすべてが見えている−−−楽観的な予測を喜ぶ力のある人は、そうすればいい。そのほうが楽だから。でもそれは、自分の孫への死刑宣告になる』プーチンロシア大統領の政策を批判し、テロによる被害者の声を伝え、国民の政治への無関心に警告を発し続けた著者は、2006年10月、凶弾に倒れた。世界中がその死を惜しんだ記者の遺作」
そして、待望されていたアレクサンドル・リトビネンコ著「ロシア 闇の戦争 プーチンと秘密警察の恐るべきテロ工作を暴く」(原題"Blowing up Russia")が、光文社から刊行されました。監訳者は中澤孝之さん。[書籍情報]
内容説明:「1999年、ロシア全土を震撼させた連続アパート爆破事件の真相を追究したノンフィクション。事件後、第2次チェチェン戦争が始まり、その過程で無名だったプーチンは大統領に昇りつめていく。その裏で何が起きていたのか…」
さらに、ミステリーで有名な早川書房は、アレックス・ゴールドファーブ著「リトビネンコ暗殺」を刊行。[書籍情報]
内容説明:「2006年11月23日、元FSB中佐アレクサンドル・リトビネンコがロンドンで変死した。彼の体内からは、猛毒の放射性物質ポロニウム210が大量に検出され、ロンドン警視庁は毒殺が企てられたものとして捜査を進めていく。...泥沼のチェチェン紛争に絡んだ謀略...世界を震撼させた暗殺事件の真相を描く話題のノンフィクション」
というわけで、今月はラッシュです。
追記:学術新書からも寺谷ひとみ著「暗殺大国ロシア―リトヴィネンコ毒殺とプーチンの野望」というすごいタイトルの本が出ています。アマゾン風の書評はこちらから。
5年前にチェチェン市民を殺害した容疑に問われているロシア兵士3名の捜索を当局に要求するデモが、28日、チェチェンの首都グローズヌイで行われた。3名のロシア兵士は、妊娠中の女性を含む市民6名を殺害した容疑で、14日にロシア軍事裁判所から長期刑を宣告されたが、4月から行方不明になっているのだとか。
デモは数百人が参加する大規模なものとなったが、ロシアではチェチェンで罪を犯した軍人が刑に服する例はほとんどない。
世界経済に類を見ないほどの「乗っ取りビジネス」が、プーチン政権下のロシアで横行している。「手口は腐敗した司法・官僚機構を巻き込んで巧妙化の一途をたど」り、今や「乗っ取りビジネス」は軍需産業にまで進出しているという。
乗っ取りの手口は、「カネで抱き込んだ税務当局が『税務調査』と称して家宅捜索や資産没収を仕掛け、裁判官がニセの『決定』を下す。登記当局が偽造文書を作成、警察・検察まで味方につければ、障害は何もないというわけだ。知事や市長といった権力者が関与することも珍しくなく・・・」というもの。どこかで聞いたことのある話だと思ったら、そう、ロシア・チェチェン友好協会が潰されたのと同じやり口。
22日、ロシアのイワン・シドルック副検事総長は、過激派思想の取り締まりに向けて国内インターネットサイトの検閲の必要性を語った。ロシアでは、すでに人種差別主義者やネオナチの活動規制を目的とした法律が制定されているが、実際にはプーチン政権が政敵を抑圧し、チェチェン戦争に対する批判を封じ込めるために利用されている面が強い。
6月24日(日)午後9時〜9時49分 NHK総合テレビ
今日の番組のご案内です。たぶん必見です。Kさんいつもありがとう! 以下番組案内より:
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カザフスタンからロシア、ウクライナへ、中央アジアを貫くシルクロードのステップ路。この地方は、アラル海、カスピ海、黒海に面し、北にボルガ、ドナウ、ドンなどの母なる大河が流れる豊かな土地である。夏には綿花の綿毛が舞い、広大なひまわり畑が広がる。
祖国への帰還をめざす中国のカザフ族、スターリン時代の強制移住から70年、ユーラシアの荒野こそ祖国だとする朝鮮族。戦場となった故郷へ戻るか、安住の地で生きるか、揺れ動くチェチェンの人々。そして、南ロシアのドン川流域では、「コサックよ!ロシアを守れ!」を合い言葉にコサックがかつての帝政ロシア時代の軍人国家の風習に先祖帰りしている。かつては軍のエリート学校であった「コサック学校」が復活し、プーチン政権を支える礎となろうとしている。
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そして、コサックはチェチェン侵攻に参加しているのだそうです。
チェチェンニュースでも何度か署名のお願いをしてきたクルド難民関連の朗報です。昨日、在日クルド難民のデニズ・ドーガンさんに、一年間の在留特別許可が出ました。署名にご協力してくださった皆様、どうもありがとうございました。エルダル・ドーガンさん一家にも、カナダに出国するためのビザが無事に発給されました。
けれども、ドーガンさんたちが本来求めていた日本での難民認定が最後まで得られなかったこと、今も日本では多くの難民が法的に難民として認められることもなく、帰国することも、第三国に出国することもできない状態で暮らしていることなどは、重い課題として残されていると思います。どうか、今度も引き続き難民問題に関心を寄せてくだされば幸いです。(邦枝)
英紙インディペンデントによると、6月21日、ヨーロッパ人権裁判所は、チェチェンの人権活動家を殺害したことで、ロシア当局に遺族への賠償金を支払うよう命じる判決を下しました。まだ新しいニュースなので、ぜひ報道関係の方は活用してください。
アムネスティ・インターナショナルが、苦境にあるロシアのNGOを紹介しています! 以下サイトから引用。私たちも何か支援できないものでしょうか?
「当局からの圧力が強まる中、国際社会からの支持と支援がなければ、私たちはロシアで活動を続けることはできないでしょう」(RCFSスタッフ)。
ロシア-チェチェン友好協会(RCFS)が事務所閉鎖の命令を受けたのは、2006年10月でした。
RCFSはチェチェン共和国やその他の北コーカサス地方における人権侵害をウォッチし、毎日、強制的失踪やその他の人権侵害についてプレスリリースを出していました。また、紛争の被害を受けたチェチェンの市民のために、医療支援を組織したり、子どもたちのために休日の休戦を呼びかける活動を続けていました。
追記:6月18日、ニジニ・ノブゴロド地方仲裁裁判所は、ロシア・チェチェン友好協会に対して事実上の破産を宣告する判決を下しました。まったくひどい内容で、何とかしたいと思うのですが…。
16日、ドイツのジャーナリスト団体「調査ネットワーク」は、今年世界で最も言論の自由を抑圧した人物として、ロシアのプーチン大統領に「口の閉じた牡蠣賞」(「言論の自由抑圧賞」)を贈った。「南ドイツ新聞のヘリベアト・プラントル政治部長は同授賞に関し、『ロシアの“言論の自由”とは、プーチン氏が欲することを書く自由である』と指摘し、国家権力によるメディア弾圧を厳しく批判した」。ロシアではプーチン大統領が政権に就いて以来、少なくとも14人のジャーナリストが暗殺されている。
6月19日、ベスラン公式調査連合「プラブダ・ベスラナ」は、北オセチア共和国のベスランの警察官が2004年9月に公共施設で人質事件が起こることを事前に察知していたという調査結果を発表しました。ベスラン学校占拠事件については、「ロシア軍上層部の一部将官が関与」しており、「地元治安当局による学校警備などの怠慢がテロを招いた」というベスラン事件調査委員会の報告書がすでに提出されています。やはり…という感じですが。
考え過ぎかもしれないのですが、チェチェンニュースにはあやしいメールが結構届きます。それも、OSCE(欧州安全保障協力機構)のプレスリリースや、チェチェン情報では有名な「ジェームズタウン財団」のイベント告知、「日本国際フォーラム」のお知らせメールに一見見えながら、埋め込まれているURLがまったく関係ないものであったり、正体不明の添付ファイルがついていたりします。(それぞれの組織にとっては迷惑な話だと思います)。
そうしたメールを、下記のサイトに貼り付けました。解析できる方や、ご意見のある方は教えてください。
ぜんぶチェチェンに関係する機関から送られてきているように見えるところが不気味で、さては狙い撃ちかと考えてしまいます。「いや、そんなのうちにも届いているぞ」と言う人は同じくご連絡ください。「僕は一人じゃない!」と思えて心強いです(笑)。
最後にお知らせですが、チェチェンニュース編集室のドメイン(@chechennews.org;@mist.ocn.ne.jp)からは、どなたに対しても、HTMLメールはお送りしません。また、前触れもなく添付ファイルをお送りするようなことは、ありません。そんなメールが届いた場合は、すぐに削除してください。(大富亮)
最近の情報をまとめて、チェチェンニュースを発行しました。日本のメディアは、どうチェチェン問題に関わることができるのでしょうか。あるいは、すでにどのように関わっているのでしょうか。愛知立てこもり事件にすら登場する「チェチェン」の扱いについて、メディア問題を専攻している藤沢さんの考察を掲載します。ほかにロシアの人権団体「メモリアル」による声明文など。
来日中のミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領は記者会見で、昨年、チェチェン問題でプーチン政権を批判していたロシア人女性記者が殺害された問題では、「90年代も多くのジャーナリストが殺害されたが、真相は究明されないままだ。治安機関はしっかり捜査しなければならない」と指摘した。 [朝日新聞 6/12]
ロシアはチェチェンに対し数々の悪事をはたらいていますが、国家レベルの公約を二度破棄しました。その関連事項は次の通りです。 ソ連崩壊後、旧ロシア共和国はかっての領域内の全ての自治共和国と自治州のうちの幾つかを格上げして共和国としそれを束ねて連邦制の国家体制を作る事にしました。各自治共和国はロシアと連邦条約の調印をしてその傘下に入る事となりました。 しかしながらタタールスタン共和国とチェチェン・イングーシ共和国(イングーシは後に分離して調印)は連邦条約の調印を拒否し現在に至っています。現時点においては両共和国ともロシア連邦の構成主体となっていますが、法律的には両国ともロシア連邦と権限分割条約(主権条約)を結ぶ必要があります。タタールスタンは93年に条約を結びましたが、チェチェンは拒否してロシアに攻め込まれました。
昨年10月、何者かに暗殺されたロシアのジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさんが、モスクワ大学のジャーナリズム学部の名誉卒業生に選ばれたという情報がありました。Tさん、岡田さん、いつもありがとうございます。
4月末から5月末までの一カ月間、日本のマスコミによるチェチェン関連報道を見てみると、まずは4月27日にチェチェン領内で起こったロシア空軍ヘリの墜落事件記事を見つけることができる。といっても、これはいくつかの新聞に小さな記事が掲載されたのみで、どれだけ多くの人がこの事件でチェチェン問題を意識したのか疑わしい。もちろん、チェチェン問題の記事が少ないこと自体を今更ここで声を大にして言うつもりはない。何か大きな突発的事件が起こった時しかチェチェンが注目されないのは、今に始まったことではないからだ。日々の死傷者数を詳細にリポートされるイラク戦争とは扱いが違うのである。ただ、突発的事件だけでなく、チェチェンの日々の生活の中にも事件性は深く根を張っていることを忘れるべきではない。「日常」と呼ばれる生活空間の中に、悲劇と落胆、そして過去のものとして整理できない記憶の数々が混在している。
扱いが遅くなってしまいましたが、いつもN社の方々の情報提供に感謝しています。(富)
アンナ・ポリトコフスカヤ、ユネスコ報道の自由賞を受賞 [朝日新聞 5/2]
5月3日は「世界 報道の自由の日」。97年から設けられているユネスコ報道の自由賞に、アンナ・ポリトコフスカヤが選ばれた。本来活動中のジャーナリストを対象にしたこの賞なので、故人のアンナが選ばれたのは異例。
松浦晃一郎ユネスコ事務局長:「行事を毎年行なってきて、ひとつさびしく思うのは、約200人のジャーナリストが様様なテーマについて激論を交わしている中に、日本人を見かけないことだ。「報道の自由の日」についての日本での報道にも接したことがない。...日本の人たちにも問題意識を持っていただきたい」と結ぶ。ユネスコの公式記事はこちら
討論 阪神支局襲撃事件20年 「不屈であること」 [朝日新聞 5/2]
江川紹子さん:「ジャーナリズムに関わる者にとって一番大事なものは市民との距離。「許せない」と市民の皆さんが言ってくれることが一番力になる。たとえば、ロシアで女性記者が不正を追及して殺されました。日本の学生に『私たちに何ができるか』と聞かれて即答できなかったが、今はこう言おうと思っています。『彼女の本を買ってください。本が売れれば、日本の人たちがこの問題(チェチェン問題)に関心を持っているという意思表示になる』と。よい記事と思ったときは「よかったぞ」という声を上げてくだされば、書く人がどれほど頑張ろうと思うか」
6月11日(月)、東京・目黒で、ジャーナリストの林克明さんの講演会「ロシア・チェチェン戦争から日本を考える」が開催されます。参加費(おそらく)無料。ぜひお誘い合わせの上お越しください。
林克明講演会「ロシア・チェチェン戦争から日本を考える」
●日時:2007年6月11日(月)18:30-
●場所:カトリック目黒教会
●交通:JR山手線「目黒駅」西口/東急目黒線・東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線「目黒駅」中央口より徒歩3分
●地図:http://www.catholicmeguro.org/
●主催:カトリック東京正平委員会
・・・ロシアでは人権侵害がつづいているが、なかでもチェチェン共和国内では、とてつもない人権侵害がおきている。ロシアの独裁化とチェチェン侵略はセットなのである。侵略戦争をしたい、そのためには、1) 敵をつくらなければならない。2) 言論表現活動を抑えなければならない。
こうしたことを分かりやすくやってきたのがロシアンのプーチン体制だ。12年にわたって、ロシアの混乱・独裁化。それと同時並行するチェチェンへの侵略を私は見てきた。
そういう私の視点からみると、いまのロシアは日本の未来を見ているような気がする。そんなことを話してみたい。
射殺の女性ジャーナリスト遺作集を出版 露「言論封殺」に強まる懸念 [産経新聞 5/31]
昨年10月に暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤの遺作集「何のために」の出版記者会見が、30日にモスクワ市内で開かれた。「ロシアでは1993年以来、289人のジャーナリストが殺害されたり行方不明になったりしており、大半が未解決という」。著作集「何のために」には、ポリトコフスカヤが生前にノーヴァヤ・ガゼータに寄稿した記事や評論のほか、元同僚や親族が整理した未完の原稿や生前の写真も収録されている。
前首相、大統領選に出馬表明=プーチン体制に「最後の審判」予告−ロシア [時事通信 6/2]
2日、ロシアの野党・人民民主同盟党首、カシヤノフ前首相が、来年3月の大統領選への出馬を正式に表明した。カシヤノフ前首相は、4月にモスクワで行われた「もうひとつのロシア」のデモの中心人物の一人。プーチン政権下で「自由と市民の権利への攻撃が行われている」ことを非難し、現体制の打倒を呼びかけている。
露軍の死者 6割が自殺 [読売新聞 6/5]
ロシア国防省によると、2007年1月以降の露軍兵士の死者は139人で、そのうち6割にあたる86人が自殺だった。発表によると、29人がチェチェンでの戦闘で、3人が兵器の操作ミスで、9人が交通事故で、5人が軍隊内での虐待によって死亡したという。自殺についての詳しい理由は明らかにされていない。
・・・「オルタ」の2007年5月号に掲載された岡真理さんの文章を読んで考えたことを、今回のチェチェンニュースで紹介したいと思う。
「当事者とは何か」というわずか2ページの文章で、彼女はイスラエル=パレスチナ問題における私たちの当事者性を見事に暴き出している。私たちの無知や「中立性」こそが「問題の不可分な一部を構成し、パレスチナ人に対する抑圧の永続化に貢献」している以上、私たちもまた問題の「当事者」に他ならない、というふうに。
こうした見方は以前にもチェチェンニュース Vol.04 No.28 などで伝えてきたけれど、ここでもう一度振り返って考えてみたい。
明日29日(火)から6月18日(月)まで、東京・新宿で、硬派フォトジャーナリズム誌「DAYS JAPAN」の写真展が開催されます。開催期間中の週末には、編集長の広河隆一さんによるスライド・トークや、「『Philia Project』のダンスと映像パフォーマンス『沈黙の未来』」、池田香代子さんによる「写真で見る『世界がもし100人の村だったら』」などのイベントが盛りだくさん!参加はイベントを含めすべて無料です。学校や仕事の帰りにも、休日にも、ぜひお立ち寄りください。
追記:「・・・かつてチェチェンに行ったことのある写真家が『チェチェンはどこにカメラを向けても絵になる』といっていたが、それはほんとうだった。『だった』と過去形で言わなければならない。なぜなら、かつては外部から来た者にも目で見てすぐわかる光景、風景、情景、人物が多かったからである」
「そして今は(私の感覚では2004年以降)は、あらゆる状況が外形に表れにくくなっている。映像でも、写真でも、チェチェンという状況や人びとを捉えにくくなっているからだ。外から見た目には、あまり変化はなくとも、実態は深刻化している。その目にみえにくい社会と人びとのことをどう捕らえ、どう伝えていけばいいのか」
現在発売中の、フォトジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN 2007年6月号」に、チェチェンの写真が掲載されていましたので、ご紹介させて頂きます。
・・・まず、見開きで圧倒されるのが、半壊したアパートで、母親に体を洗ってもらっている赤ちゃんの入浴の様子です。この、写っているアパートの半壊具合というのが半端ではなく、ミサイルの直撃でも受けたのか、4階から1階までアパートの床に垂直に穴が開いています。親子は、辛うじて残っている浴室で、赤ちゃんの体を洗い、洗濯物を干しています。
岡田一男さん(映像作家)から寄せられた情報です:
二人の高名なドキュメンタリー作家によって制作されたアレクサンドル・リトビネンコ関連作品が発表された。「踊れ、グローズヌイ!」のヨス・デ・プッターは、オランダのテレビ局のために1時間番組「追悼!、アレクサンドル・リトビネンコ」(56分)を製作、1月に初放映、この5月20日には、ロンドンでデ・プッター自身が出席するプレゼンテーションが、有力ジャーナリスト団体「フロントラインクラブ」の主催で開催され、BBCなどのマスコミに大きく報道された。
追記:映画評論家の齋藤敦子さんによる解説文はこちら。
「・・・リトビネンコの暗殺は誰が行ったのか、今も様々な情報が乱れ飛んでいますが、リトビネンコ氏の真摯な証言を聞きさえすれば、直接の実行犯が誰かはわからなくても、暗殺を命じたのが誰かについて、疑いを挟むことはなくなるでしょう。身も凍るように恐ろしい、けれども必見のドキュメンタリーです」
5月23日付のアムネスティ発表国際ニュース、「年次報告書2007:恐怖をあおる政策が世界の対立と格差を拡大」を転載します。報告書は、ロシアについて、外国人に対する嫌悪犯罪の増加や、アンナ・ポリトコフスカヤの殺害、NGO規制法の成立を例に挙げて、差別が社会的に容認され、表現の自由が弾圧されていることを指摘しています。
ルゴボイ容疑者、ロシアで訴追も=元情報員毒殺事件で最高検長官 [時事通信 5/25]
25日、ロシア最高検察庁のチャイカ長官は、「もし英国側がルゴボイ氏の罪状を裏付ける証拠を示し、ロシア側がそれを十分だと判断すれば、ロシア国内で刑事訴追される可能性がある」と述べ、リトビネンコ事件で英検察当局が起訴を決定したルゴボイ氏を刑事訴追する可能性があると示唆した。
<元露中佐毒殺>ルゴボイ氏を殺人罪で起訴へ 英検察当局 [毎日新聞 5/22]
22日、英検察当局は、元FSB中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏の毒殺事件で、元KGB職員のアンドレイ・ルゴボイ氏を殺人罪で起訴すると発表した。英検察はルゴボイ氏を起訴するに充分な証拠があると述べ、ロシアにいる同氏の引き渡しを要求している。英国の刑事訴訟法では起訴対象者が英国にいることが起訴の条件であるため、ロシア当局が同氏の引き渡しを拒否した場合、英国側の訴追手続きは事実上終結することになる。
露「言論の自由」消滅寸前 プーチン政権が圧力強化 [産経新聞 5/22]
ロシアでは全テレビ局と主要ラジオ局がすでにプーチン政権もしくは国営企業に保有されているが、これまで比較的自由な報道を続けてきた一部ラジオ局やジャーナリスト同盟への弾圧が激しさを増している。20日、リベラル派小政党や人権団体はモスクワ市内でプーチン政権の言論統制を糾弾する集会を開いたが、「必死の呼びかけも大衆には届いていないのが実態だ」。
露の外国人規制が波紋 証明書不備なら観光客も「罰金」 [産経新聞 5/22]
外国人監視強化が進むロシアで、警察官らが外国人観光客を「違法滞在だ」と脅し、「罰金」と称してワイロを巻き上げるケースが増えている。観光客は身分証明書を提示しても、書類に不備があると難癖をつけられて、「『罰金』の支払いを拒否すれば、『身柄を拘束する。長時間に及ぶ取り調べが待っている』と脅される」。
どうしてチェチェンニュースは、チェチェン以外のことを書くのか? 教育基本法、改憲国民投票法、そして共謀罪。安倍内閣がめざす「美しい国」は、クーデターによって打ち立てられようとしているのか? 自民党極右の陰謀とは? 日本が危ない! (世界も。写真はイメージ)
読者の皆さまに、お願いがあります。
私たちチェチェンニュースでは、チェチェンの情報を広めるという形で、ささやかな支援活動を続けてきました。また、各団体・関係者の努力によって、すこしづつチェチェンと日本の間のつながりが生まれてきています。
さて、今回私たちは、いままでお受けしてきたチェチェンニュース発行のためのカンパに加え、難民支援のためのカンパを、皆さまにおねがいします。やや特殊な事情があり、支援対象となる難民についての情報や、詳しい使途は、当分の間明らかにすることができません。
大まかに言えば、ある困難をかかえる難民の法律的支援の費用といえます。当面の目標としては月に400ドル(約5万円)ほどの募金が必要です。
こんな制約のある支援活動なのですが、安全が確保され次第、皆さまに成果をご報告します。また、全体的な収支については、これまでどおりチェチェン総合情報サイト上で報告します。
ほかの活動と同じように、このカンパが遠い日に、チェチェンと日本に住む人々の絆につながるよう、正しく使ってまいります。どうか、ご協力をお願いいたします。 (大富亮/チェチェンニュース)
郵便振替口座番号 00130-8-742287 口座名称 チェチェンニュース編集室
(金額は指定しません。お手数ですが、通信欄に「難民支援」とご明記下さい)
2006年度会計報告: http://chechennews.org/dl/2006kaikei.pdf
北オセチアのベスラン学校占拠人質事件に関して、過失罪で訴追されていたプラボベレズニ地域警察の警察高官3名に対する裁判が中止される見込みになりました。裁判の中止を求めていた被告に対して、ロシア議会が恩赦を決定したためで、現地では、「ベスランの悲劇は決して許されない」「テロリストをかばう者もテロリスト」「FSBとロシア内務省はテロに責任を負っている」と訴える人々が抗議集会を行いました。
これに先立つ5月2日には、北オセチア最高裁が当局者の訴追を却下する決定をしています[バイナフ自由通信 5/6]。「対テロリスト作戦」中に数百人もの子どもたちや一般市民を死傷させた責任者が、一切の法的責任も問われないまま釈放される。こんな滅茶苦茶なことが許されてしまってよいのでしょうか。
普天間基地の代替施設建設に反対する住民や市民団体によって、2004年から完全非暴力の座り込み阻止運動が続けられている辺野古に、ついに自衛隊が投入されることになりました。久間章生防衛相は、「『妨害に対する人命救助も含め、どんな場合も対応できる万全の態勢を取っている』と述べ、海自が警備活動を実施する可能性を示唆」しています[毎日新聞 5/17]。「沖縄の地元メディアは連日、『自衛隊投入』を伝え、仲井真弘多沖縄県知事は記者団に『何のためにくるのか分からない』と不快感をあらわにしている」[東京新聞 5/17]とも。
下記に辺野古から緊急の呼びかけがあります。自衛隊が出動するということは「市民に銃を向ける行為」と同じではないでしょうか。よろしければ、今いる場所からでも、可能な範囲でご協力をお願いします(邦枝)。
追記:5月17日付の東京新聞によると、海上自衛隊掃海母艦「ぶんご」は、久間防衛大臣の命令を受けて作業を行いますが、その内容については「公表できない」そうです。防衛大臣が自衛隊の活動内容を公表しないということは、自衛隊のシビリアンコントロール(文民統制)が崩壊することを意味します。これは自衛隊員にとっても極めて不名誉な事態なのではないでしょうか。ぜひ防衛省まで抗議をお願いします。
辺野古に棲息する絶滅危惧種のジュゴンを守るための環境アセスメントを求める国際オンライン署名はこちらから。
国民投票法案が、明日11日(金)に参議院・憲法調査特別委員会で強行採決されることになりました。国民投票法案の問題点はこちらを見ていただくとして、今できることをいくつか。
とにかく、与党による強行採決とそれにヒヨった民主党に抗議をしましょう。マスコミには今からでも国民投票法案の問題点をきちんと報道するよう伝えてください。
可能な方は、ぜひ明日11日(金)の参議院の傍聴をお願いします。安倍首相が漏れなく出席するそうです。傍聴の方法はこちらをチェック。(邦枝)
Chechen Peace Forum という英国のNGOがプーチン大統領に宛てた公開状を紹介します。
「拝啓、プーチン大統領:私たちは、チェチェンにおける人権侵害と戦争犯罪を目の当たりにして、もうこれ以上沈黙していることはできません。私たちは、大統領の任期満了まで今日からちょうどあと一年を残した大統領に対して、チェチェン戦争を終わらせてチェチェンに平和と正義を取り戻すために残りの任期を用いるよう要請するために、この公開状を作成しました」
「1999年以降、何十万人ものチェチェン人が家を追われ、10万人以上―そのほとんどは市民―が命を奪われています。ロシア軍およびプーチン大統領によって最近任命されたチェチェン大統領ラムザン・カディーロフの私兵による失踪や拷問、強姦、超法規的な処刑、独立メディアのジャーナリストと人権運動活動家に対する言論封殺が、日常的に行われています・・・」
あなたは憲法を変えることに賛成ですか?それとも反対ですか?
4月28、29日に毎日新聞が行った全国世論調査によると、憲法を「改める方がよい」が51%と半数以上(「改めない方がよい」が19%、「わからない」が22%)で、「改める方がよい」の8割は、現行憲法が「時代に合っていない」ことや「一度も改正されていない」ことをその理由に挙げているそうです。
けれども、憲法は変わるとすれば、いったいどのようなものになるのでしょうか。もしも、あなたが憲法を変えたいと思っているとしても、憲法はあなたの望み通りに変えられるものなのでしょうか・・・
2007年4月23日、ロシアの前大統領ボリス・ニコラエヴィッチ・エリツィンが死去した。エリツィンとはいったいどのような人物であっただろうか。チェチェン紛争に関心を持つものにとって、彼はもちろん1994年の第1次チェチェン紛争開始、そして96年のハサヴユルト和平協定合意を行った人物として印象深く記憶されている。
しかし、一般的に思い描かれるエリツィンのイメージが同様のものかといえば、必ずしもそうではない。それを探るために日本のマスコミ報道を追っていくと、興味深いことが明らかになる・・・
チェリスト最高峰、旧ソ連民主化の闘士 ロストロポービッチ氏死去 [東京新聞 4/28]
エリツィン前大統領死去の影にかすんでしまっていますが、27日、ロシアの世界的チェロ奏者・指揮者のムスチスラフ・ロストロポービッチ氏が死亡しました。ロストロポービッチ氏は、ソ連時代から民主化運動に参加して、一時期ソ連の市民権を剥奪されていた人物で、チェチェン戦争にも反対していました。
人権問題でロシア批判=欧州議会が報告書 [時事通信 4/27]
26日、欧州議会は世界の人権擁護状況に関する最新の報告書を採択し、EU各国政府や欧州委員会に対して、ロシアや中国、イランにおける人権状況の改善を働きかけるよう呼びかけた。報告書は、チェチェン問題や人権・表現の自由の抑圧など、ロシアの状況を改善するためのEU側の努力が不足していることを指摘し、アンナ・ポリトコフスカヤやアレクサンドル・リトビネンコの殺害について「愕然とさせられる」と非難している。
<プーチン大統領>欧米との対決姿勢打ち出す [毎日新聞 4/27]
26日、プーチン大統領はクレムリンで年次教書演説を行い、米国がチェコとポーランドに配備を計画しているミサイル防衛システムを念頭にNATOの軍事力拡大を批判し、1999年の「欧州通常戦力条約」で義務づけられた軍縮削減の履行を一時凍結すると宣言した。
<ロシア>エリツィン前大統領が死去 旧ソ連解体を主導 [毎日新聞 4/23]
23日、ロシアのボリス・エリツィン前大統領が、モスクワの病院で死亡しました。25日に行われた葬儀には、プーチン大統領や各国の大統領や外相ら約5000人が参列しましたが、「日本からは『葬儀に間に合う商用便がなかった』(塩崎恭久官房長官)との理由で斎藤泰雄大使の参列にとどまり、ロシアのメディアは驚きをもって受け止めている」[産経新聞 4/26]そうです。
27日、チェチェンのシャトイ村で、ロシア軍とチェチェン独立派との戦闘があり、兵士を増員するために現地に向かっていたロシアの輸送ヘリコプターのうち一機が撃墜され、20名が死亡しました。チェチェンでは2002年8月にもロシア軍のヘリが撃墜されて127名が死亡していますが、今回の死者数はそれに次ぐ規模ということです。
ロシアの公式見解では「終わった」ことになっているチェチェン戦争によって、今も、そしてこれからも、死んでいくロシア人がいるという事実。それをプーチンはどのように語るつもりなのでしょうか。あるいは語らないつもりなのでしょうか。25万人ともいわれるチェチェン人の死に対して彼がそうしているように。(邦枝)
24日の上映会、130人以上の参加があって満員御礼でした。アムネスティの皆さんおつかれさまです。下記の紹介文に、会場で感じたことを加筆しました。
破壊された建物、空を横切る軍用機。この映画で見るチェチェンの首都グローズヌイは、とても人の住むところには見えません。アパートの窓からは、ひっきりなしに銃声がとびこんでくる。「踊れ、グローズヌイ!」は、そんな荒涼とした場面からはじまります。
廃墟の中で、少し悲しいチェチェンの音楽に合わせて踊る、舞踊団「ダイモーク」の子どもたち。流れるような手足の動きや、真剣なまなざしだけが、この混乱した、殺戮に満ちた世界の、わずかな真水のように感じられます。子ども達は地味なズボンをはいているのに、その踊る姿は天女のような美しさ...
スケジュールはこちら: http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1041
「ソ連の崩壊とともに、まがりなりにもロシアは民主化と言論の自由化に向かっていた。その流れを絶った原因のひとつがチェチェン戦争なのである。言論や報道の自由は戦争遂行の妨げとなるからだ・・・」[チェチェン未来日記 4/25]
14日にモスクワで行われた反プーチンデモの様子がYouTubeにアップされていたので紹介します。1分ほどの短い動画ですが、特殊部隊(OMON)がデモ参加者をバスに詰め込んで強制連行するシーンがピンポイントで撮影されています。バスに詰め込まれた男性が、逃げ出そうとしてバスの窓枠ごと外に落ちてくる場面は必見。最後に、参加者の一人が、プーチン政権は国家権力によって反対勢力を恐怖で押しつぶそうとしている、そのことを広く伝えてほしい、というようなことを英語で訴えかけています。
15日、前日のモスクワに続いて、ロシア第二の都市サンクトペテルブルクで、大規模な反プーチンデモが行われました。参加者約1500人に対して、当局が出動させた警官隊らは1000人以上。警官隊らに暴行を受けるなどして拘束された市民やジャーナリストは約120名。文字通りの大弾圧です。
集会後に帰宅しようと駅に向かった参加者を、警官隊が取り囲んで警棒で激しく殴打したという情報もあります。多数の負傷者の中には女性や高齢者も含まれていましたが、プーチンは一連の事件に対して「お話できることは何もない」とのこと。完全にナメてます。
追記:14日のデモを先導して当局に一時的に拘束されたカスパロフ氏は、「大衆煽動罪」でロシア連邦保安局から出頭要請を受けました。プーチン政権は今回のデモに対する暴力の行使を「テロ活動や過激主義の防止」として正当化しようとしています。繰り返しになりますが、今回のデモも、それに対する治安当局の弾圧ぶりも、ロシア国内のメディアではほとんど報じられていません。体制側に都合の悪い情報や主張を発信することが「大衆煽動罪」に当たるのだとすれば、それは表現と報道の自由を全否定することと何ら変わりはないと思います。(邦枝)
追記2:ロシア語ができる方にはこちらのサイトがお勧め。広場におばさんが出てきて、巻き尺をとりだして、一平米あたり何人の機動隊がいるかを数えていた話などが紹介されているそうです。TKさん、いつもありがとうございます。
またもやプーチンがやってくれました。14日、ロシア治安当局は、モスクワ中心部で行われた3000人規模の反プーチン政権派デモを叩き潰すために、治安部隊約7000人を出動させて、デモに参加した市民やジャーナリストを棍棒で殴りつけ、実力粉砕しました。
デモを主導したのは、『もう一つのロシア』というカシヤノフ前首相やチェスの元世界王者カスパロフ氏らが率いる政治団体の連合組織。プーチン政権の強権的体質を批判し、公正で開かれた選挙を通じたロシアの民主化を呼びかけていましたが、当局の強制排除によってカスパロフ氏を含む約170人が拘束されました。
デモを取材していた毎日新聞の記者も棍棒で頭を殴られて、頭部を4針縫う治療を受けたということです[毎日新聞 4/14]。お見舞いと励ましのメールはこちらから。
『もう一つのロシア』が当初集会を計画していたプーシキン広場は、早朝から鉄柵で覆われ、警察官や兵士による厳重警備が敷かれたのに対し、向かいの別の広場では、治安部隊の保護下でプーチン大統領支持集会がわざとらしく行われていました。けれども、海外で大きく報道されているこの事件は、プーチン政権の統制下にあるロシアのメディアでは、ほとんど伝えられていないようです[産経新聞 4/15]。
<露政商>「武力革命」計画を明言 亡命先の英国で [毎日新聞 4/14]
ロンドンに政治亡命中のベレゾフスキー氏が、13日付の英紙ガーディアンのインタビューで、プーチン政権打倒に向けて「武力革命」を計画していることを明らかにした。ロシア最高検察庁は「国家転覆罪に当たる」として立件し、週明けにも英国に同氏の逮捕と身柄引き渡しを求めるという。
「ベレゾフスキー氏はガーディアン紙で『(プーチン)体制を民主的手段で変えることはできない。武力や圧力なしでは不可能だ』と述べた。すでにプーチン大統領の周辺を含む政治勢力に『革命』資金の援助を行っているという。同紙は『宮廷革命をたくらんでいる』と報じた」
R・カディロフ、腐敗人事を発表 [ラジオ・リバティ 4/13]
いったいどこまで腐敗すれば気が済むのでしょうか、この人は。(親ロシア派)チェチェン共和国大統領のR・カディロフが、新たに自分の従兄弟を首相に任命しました。それだけでなく、さらに別の親類を第一副首相にするという計画も進行中。バカ殿ぶりにいっそうの磨きがかかってきたようです。(邦枝)
本日18時すぎ、国民投票法案が衆議院・憲法特別調査委員会で強行採決されました。そこでお願いです。可能な方は、明日の本会議を傍聴していただけないでしょうか。どれほど傍聴者が多くても、国民投票法案が明日にも衆議院で強行採決されるのを止めることはできないかもしれません。けれども、ただその場にいるというそれだけの行為が明確な意思表示になるからこそ、一人でも多くの人が議員を監視している、あるいは見守っていると知らせることには、諦めることよりはるかに多くの意味があるはずです。(邦枝)
国民投票法案:緊急アクション [国会速報 4/11]
与党が明日にも強行採決をしようとしている国民投票法案。かなりまずい状況です。お時間のある方は下記リンクから緊急アクションにご参加を。
ポリトコフスカヤ暗殺事件:捜査にまったく進展なし [Caucasian Knot 4/8]
報道の自由の擁護を謳う国際NGO「国境なき記者団」は、ポリトコフスカヤ暗殺事件に関連して、ロシア当局の捜査が何ら進展をあげていないことを非難し、必要な場合は独自の国際調査を行うと表明した。ロシアでは加害者が罰せられず、法が機能しない状況が続いているとも。
ロシア:世界初の海上原発、10年までに建設 [毎日新聞 4/9]
ロシアが、世界初の水面に浮く原発を10年までに建設し、計7基を極東などで使用する計画を明らかにした。どう考えても不吉な感じがする。ちなみに地震大国日本の原発数は55基。なんだか不安になってきた人はこちらをチェック。
4月5日、欧州人権裁判所が、チェチェン人男性の誘拐と殺害に関して、ロシア政府に65000ユーロ(約1000万円)を支払うよう命じる判決を出しました。判決自体は朗報といってよいと思いますが、賠償金はすべてロシア国民の税金。ロシア政府は、このところ立て続けにチェチェン戦争関連裁判で敗訴しています。しかし反省の色はなし。
昨夜から都知事選の結果に腐っていましたが、気を取り直して、プーチン宛ての葉書とファックスを作ってみました。R・カディロフを野放しにするな、チェチェン戦争を終わらせろ、という内容です。よろしければそのままプリントアウトしてご利用ください。アレンジもご自由にどうぞ。(邦枝)
葉書: http://chechennews.org/dl/20070409post_putin.pdf (65KB)
ファックス: http://chechennews.org/dl/20070409fax_putin.pdf (128KB)
いま、私は心底怒っている。何に? 東京のプーチン・石原慎太郎にである。彼は、日本の状況を映す鏡だからだ。
外国人差別・障害者差別・女性差別・同性愛者差別などの発言を繰り返し、好戦的な石原慎太郎都知事。
私にとって石原を許すことは、チェチェンで大虐殺を遂行してきたプーチン露大統領を許すことと同じである。 [4/6 チェチェン未来日記]
身近な問題こそ語らなければならないという林さんの意見に賛成です。投票直前になって賛成って言うのは、チキンですが。(大富)
[関連]石原慎太郎って何?: http://ch10405.kitaguni.tv/e341916.html
チェチェン史上最悪の人物かもしれないラムザン・カディロフが、ついに正式な(親ロシア派)チェチェン共和国大統領に就任しました。さすがに父親のアフメッド・カディロフ元大統領が対独戦勝記念日のパレード観覧中に爆殺されただけあって、今回の就任式がどこで行われるかということは直前まで機密扱いでした。バカバカしいほど豪華な就任式にかかる費用は(道路整備などの準備も含めて)、1600万ルーブル(約7300万円)が国庫から支出され、5兆8400万ルーブル(約26兆6000万円!!)ともいわれる残りの金額が亡父のカディロフ公的基金によってまかなわれたそうです。私の計算違いだと思いたいのですが…。上の写真は空港で踊るカディロフです。(邦枝)
クルド難民関連ブックレット、『お隣のメルヴェちゃん −クルド人難民家族との出会い−』通信販売のお知らせです。「周香織・ねもとよしみ 二人展『おわりとはじまり』」 に行きそびれてしまったという方はぜひこちらでお求めください。日常と非日常が交差する物語を通じて、クルド難民をめぐる日本の状況と、彼らと向き合う周さんの気持ちがストレートに伝わってくる一冊です。どこか懐かしい感じのする、ねもとさんの挿絵つき。クルド難民ってそもそも何?という方にも読んでいただきたいと思います。
お申込みは shu_books(a)yahoo.co.jp まで((a)を@に置き換えてください)。お名前、発送先、部数をお知らせください。東京都新宿区の模索舎でも販売中です。(邦枝)
くわしく読む
http://homepage3.nifty.com/kds/kds_047.htm
昨年10月に暗殺されたアンナ・ポリトコフスカヤが、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の世界報道自由賞(2007年)を受賞しました。世界報道自由賞は、職務中に暗殺されたコロンビア人ジャーナリスト、Guillermo Cano氏の功績を称えて1997年に設置されたもの。報道の自由のために貢献した個人や組織に贈られる賞で、ユネスコ加盟国政府やNGOなどの推薦を受けた候補者の中から選ばれます。世界報道自由賞が死後のジャーナリストに贈られるのは今回が初めてということです。私たちはこのことを喜ぶべきなのでしょうか。(邦枝)
チェチェン(親ロシア派)内務省調査によると、チェチェンには約1000人のストリートチルドレンがおり、その数は近年に なって増加しているという。子どもに対する虐待容疑で裁判を受けている親は、すでに1000人にも上る。ストリートチル ドレンたちは、ガソリンスタンドで働いたり、物乞いや盗みをしながら生計を立てているが、彼らの多くは幼少時から煙 草やアルコール、ドラッグに依存するようになる。
・・・第二次チェチェン戦争が始まったとき、ルスタムはたった10歳の子どもだった。彼の運命は、虐待される子どもにと っては、まったくありきたりなものだった。両親の離婚、愛情を与えてくれない義母、アル中の父親・・・。彼はもうすぐ17 歳の誕生日を迎える。ルスタムは建設補助員の仕事をして1日に 300ルーブル(約12ドル)ほどを稼いでいる。将来結 婚するときのためだ・・・もう彼には、ストリートチルドレン時代を「人生でいちばん自由だったとき」と笑い飛ばすこともで きる。
「・・・チェルノレチェ(グローズヌイ郊外)の村にもストリートチルドレンは腐るほどいる。彼らは基地や廃墟に住み着いて いるんだ。中には僕が知っている子どもたちもいて、僕は彼らをあそこから連れ出そうとしたことだってある。知り合いの 警官に話をして、彼らを家に帰してもらったんだ。でも、その子はまた家を逃げ出してしまった。今、その子は刑務所に いる。犯罪に手を染めてしまったから。本当に大勢の子どもたちが、そうやって子供時代を終えるんだ。刑務所の中で ね」
リトビネンコ基金設立 犯人検挙へ英ロに圧力 [朝日新聞 4/4]
昨年11月に暗殺されたリトビネンコをしのぶ基金が英国で設立された。「犯人検挙に向けて英、ロシア両政府に一層 の圧力を掛けるほか、事件に関連した被ばくによって健康被害を受けた人々に対する補償も求めていくという」。基金 には英国に亡命中のロシア人政商ベレゾフスキーらが資金援助をしている。
ベレゾフスキー:リトビネンコ事件の黒幕はプーチンだ! [産経新聞 4/1]
3月30日、リトビネンコ暗殺事件で、訪英したロシア最高検察庁捜査員によって、ベレゾフスキーとザカーエフの事情 聴取が行われた。ベレゾフスキーは事情聴取後、ロシアのラジオ局に「私には、なぜプーチン(大統領)がリトビネンコ 氏殺害を指示したかの論拠がある」と語ったという。
露大統領3選へ「観測気球」か、上院議長が改憲提案 [読売新聞 3/31]
3月30日、セルゲイ・ミロノフ上院議長、第二与党「公正ロシア」党首が、大統領任期を5〜7年に延長し、3選を禁じた 現行憲法を「改正」するよう提案した。憲法が「改正」されない場合、プーチンの任期は2008年5月までになるが、次期 大統領最有力候補のメドベージェフ第1副首相もイワノフ第1副首相もプーチンの側近であることから、プーチンが引 退後も「院政」を敷く可能性は高い。
チェチェン:建設現場で事故が急増 [プラハ・ウォッチドッグ 3/27]
チェチェン親ロシア派政権によるグローズヌイ復興政策の裏側で、建設現場での事故によって障害を負ったり負傷し たりする人々が急増している。事故の主な原因は、現場での安全基準が遵守されていないことで、まったくの未経験 者が高所で作業をしたり、高齢の女性や子どもができそこないの足場でビルの屋上の塗装作業をすることが常態化し ているため、落下事故が後を絶たない。
さらに、事故の80%がレンガなどの落下によるものであるにもかかわらず、グローズヌイの建設業者にはヘルメットさえ 与えられていない。グローズヌイ郊外のチェルノレチェでは、拙速な復興工事によって、5階から板が落下して、地上で 作業をしていた8歳の少女が犠牲になった。作業中に火傷を負う人々も多い。現場で事故が急増していることは、当の 作業員に伝えられることもなく、作業員が事故に遭った場合にも、雇用者が補償をする義務はないという。
チェチェン人警察官、FSBに逮捕され行方不明に [プラハ・ウォッチドッグ 3/23]
チェチェン(親ロシア派)内務省に勤務していたハッサン・ハスブラトフが、10年前に女性の誘拐事件に関わった疑い
でFSBに逮捕された後、行方不明になっている。10年前に誘拐された女性は、アフマール・ザガーエフ、ロシア下院
議員の姉。彼女は多額の身代金と引き替えに解放されたが、1年前に亡くなったという。当局が「解決」済み(要するに
実行犯全員を殺害または逮捕した)と発表していた事件で、なぜ今さらハスブラトフが逮捕されなければならなかった
のか、彼は今どこにいるのか、当局は何一つ明らかにしていない。
緊急署名のお願いです。沖縄・辺野古で、住民や地元行政の意向と環境アセスメント法を完全に無視した、政府による新たな米軍基地の建設手続きが進められています。
辺野古では、2004年4月19日から、普天間基地の代替施設建設に反対する住民や市民団体によって、完全非暴力の座り込み阻止運動が続けられています。もしも、私たちの無関心が、ジュゴンの生息する海を略奪し、汚染し、戦争を支える基地に変えてしまうのだとすれば、それはとても悲しいことだと思います。
以下の趣旨に賛同してくださる方は、どうか「沖縄・辺野古基地建設のための事前調査反対」緊急署名にご協力をお願いします。署名の集約期限は3月31日(土)。メール署名の場合は下記の形式で。
Subject: 辺野古基地建設事前調査反対署名
To: hananpojitsu@jca.apc.org
【本文】
「沖縄・辺野古基地建設のための事前調査反対」緊急署名に賛同します。
氏名
住所
最近忙しくてまったくフォローできていない共謀罪ですが、まぐまぐから「共謀罪を廃案に!」という便利なメールマガジンが発行されています。登録はもちろん無料なので、よろしければご購読ください。以下にメルマガの紹介文を引用します。
「政府は犯罪に着手されなくとも、話し合うだけで罪に問える共謀罪を新設しようとしています。このメルマガでは、市民的な自由と人権を侵害する共謀罪に反対し廃案に追い込む運動を拡げることを目的として、必要な基本情報や関係者の発言などを掲載します」
アンナ・ポリトコフスカヤ殺害とチェチェンギャング団の影 [チェチェンプレス 3/23]
アンナ・ポリトコフスカヤ暗殺事件は、チェチェン親ロシア派大統領のラムザン・カディロフが関与し、FSB(ロシア連邦保安局)-GRU(ロシア陸軍参謀本部諜報局)統制下にあったモヴラディ・バイサーロフ配下のチェチェン人が実行したとする内部告発にもとづく記事。
告発文によると、殺害実施後、証拠隠滅のため、3人の下手人は、カディロフのもとに「報告」のため呼び出された後、行方不明になり、後日死体となって発見されたという。ただし告発文の信憑性については、チェチェンプレス自身も保留をつけている。
露社会、高度成長の歪み 炭鉱爆発、墜落…176人死亡 [産経新聞 3/22]
「炭鉱の爆発、老人ホームの火災、旅客機墜落…。ロシアで20日までの4日間に大事故が相次ぎ、176人もの人命が一挙に失われた。いずれの事故も、社会基盤や人間の生命にかかわる問題を置き去りにしたまま、年6〜7%の高度成長路線をひた走るロシア社会の歪みを露呈」している…。
アンナ・ポリトコフスカヤ追悼アクション [ラジオ・リバティ 3/20]
3月20日、アンナ・ポリトコフスカヤを追悼するために、世界各地で彼女の著作を読むというアクションが行われた。実施国はロシア、カナダ、パレスチナ、スーダンなど。
欧州拷問等防止委員会(CPT)の声明を受けて、アムネスティ・インターナショナルが3月14日に発表した国際ニュースを転送します。CPTがある一国に対して3度も声明を出したのは前代未聞ということなので、ロシア政府の人権感覚は世界に類を見ないほど低レベルだと言ってしまってよいかもしれません。
「2006年1月、グローズヌイのORB-2と呼ばれる拘禁施設で拷問を受けたとされる1人の男性の事件がある。CPTによると、この施設では、被拘禁者たちが『あきらかに恐怖に怯えている』。彼は、そこで電気ショックを受けたり、苦痛を伴う姿勢で手足を後ろへ曲げられたり、こん棒で殴られたり、反政府武装勢力のメンバーだったと告白しなければ『失踪』させると脅されたりしたと、後に弁護士に語っている」
「このような拷問が続いた8日ないし9日後、彼はやむを得ず反武装勢のメンバーに食事と住まいを提供していたと認めることを決めた。尋問中、彼は弁護士との接見は認められなかった。彼が他の拘禁施設に移送され、いわゆる自白を撤回した時、2度もORB-2へ連れ戻され、『自白』を繰り返すためさらに虐待を受けた・・・」
今回のチェチェンニュースでは、林克明さんのチェチェン未来日記から、「私には、自分の思いを人に伝える勇気がある」という記事をお送りします。タイトルにある台詞の発言者は、チェチェン人ジャーナリスト、タイーサ・イサーエヴァ。軍事占領下のチェチェンでは、とてつもなく重みのある言葉だと思います。チェチェンと日本での憲法「改正」についての動きも合わせて紹介します。
また、本日からクルド難民関連の展示会が始まります。ブックレットを始め、切手やバッジなどのグッズも販売しています。神保町界隈までいらした際にはどうぞお気軽にお立ち寄りください。
また状況が変わったので最新情報をお知らせします。与野党の調整の結果、公聴会は明日22日(木)の午前9〜12時と午後2時〜5時に行われることになりました。マスコミでは、28日(水)に地方公聴会が、4月5日(木)に再び中央公聴会が開かれると報道されていますが、実際にこれらの公聴会が開かれるかどうかは、22日の審議次第だそうです。
ちなみに、22日の公聴会で意見を述べる公述人は、すべて政党推薦者で、応募した市民は全員不採用になったのだとか。いま思えばタウンミーティングなどかわいらしいものでした…。とりあえず詳細と公聴会傍聴希望者はこちらをチェック!(邦枝)
[3/21 憲法審議ってば、今どうなってるの? 国会速報 No.11]
22日(木)、国民投票法案の公聴会が開催されます。公聴会とは、法案に対する市民の意見を聞くために行政に義務づけられた公式的な意見聴取の場のことです。与党は、この公聴会を東京で一回、それもたった3時間だけ開催することで、お茶を濁そうとしています。しかも、そこで扱われる議題は、すでに過去のものとなった修正案で、与党が強行に採決しようとしている現行案について意見を述べる機会はありません。どう考えてもナメすぎ。
国民投票法案の問題点は、以前こちらに簡単にまとめてみましたが、最低投票率を定めずに改憲を可能にしているような国はほとんどないそうです。法案を採択する過程で市民の意見を聞くフリさえしないような人たちによって推進されている国民投票法案が、有権者にとってフェアな内容になっているはずがありません。
どうか与党に抗議の電話やFAX、メールを集中させてください。国民投票法案は、29日に衆議院憲法調査特別委員会で強行採決、30日に本会議で強行採決となる可能性が非常に高いです。(邦枝)
●衆議院憲法調査特別委員会 委員長 中山太郎
TEL 03-3508-7246
FAX 03-3580-0066
●衆議院議長 河野洋平
TEL 0465-38-1111
Mail master@yohei-kono.com
親ロシア派チェチェン大統領(マフィアのボス)、ラムザン・カディロフがチェチェン憲法の「改正」を主張しています。カディロフいわく、今の憲法は現実に合っていないのだとか。チェチェンの現行憲法は、2003年3月に行われたあやしげな国民投票の結果、ロシア側によって採択されたもの。とはいえ、そんな経緯で捏造された憲法にも、大統領を選挙で選出することが謳われていました。
過去記事はこちら
チェチェン「大統領選挙」の諸相
今回の「改正」案では、大統領選挙を廃止して、大統領をクレムリンの任命制にすることが盛り込まれています。2004年9月の北オセチア・ベスラン学校占拠事件以降、プーチンはロシア各州の知事を直接選挙制から大統領による任命制にしています。さらに、もともと親ロシア派の大統領がクレムリンの傀儡であることは周知の事実。ということで、この際、憲法を実態に合わせてしまおうというわけです。…なんだかどこかで聞いたことのある話のような?
4月中には国民投票法案が成立し、10月までには憲法「改正」の是非を問う国民投票が実施され、2007年末までには新憲法が発足する見通しです。「改正」案は14条におよび、大統領選挙の廃止のほか、二院制の廃止などが盛り込まれています。(邦枝)
不気味な「公正ロシア」党の存在 [ノーボスチ・ロシア通信 3/13]
11日、ロシアで地方選挙があり、モスクワ州など14の地方自治体で議会選挙の投票が行われた。結果は、ほぼすべての地区で、プーチン政権与党「統一ロシア」が圧勝。だが、その影にある「公正ロシア」という政党の影響力も見逃せない。「公正ロシア」は、「統一ロシア」と同様に、既存の政党を統合する形で2001年に設立された政党で、おそらくそこにはコントロール可能な「野党」を作り上げることで国民を管理しようとするプーチンの意向が働いていた。
しかし、過去の選挙キャンペーンでは、「統一ロシア」と「公正ロシア」の間で暴力の応酬があり、サンクト・ペテルブルグでは、「統一ロシア」の副参謀長が殴打された数日後に「公正ロシア」の参謀長がナイフで刺されるという事件も起こっている。「公正ロシア」はいまだにプーチンのコントロール下にあるのだろうか。それとも…?
フレブニコフ記者の暗殺事件裁判が延期に [Caucasian Knot 3/14]
2004年7月に殺害されたフォーブス誌ロシア版編集長ポール・フレブニコフに関する裁判の再審が延期に。延期の理由は、被告人が行方不明になったためだという…もう何が何やら。
アムネスティ:チェチェンでの拷問停止をロシアに要求 [Caucasian Knot 3/16]
アムネスティ・インターナショナルが、ロシアに対してチェチェンでの拷問の停止を要求する声明文を発表。アムネスティは、ロシア連邦に対して、チェチェンの容疑者や「失踪者」への拷問や非人道的行為を直ちにやめ、そうした犯罪を行った加害者を法的に罰するよう訴えている。
露、エネ輸出多角化 反露国回避の「中継基地」構想 [産経新聞 3/19]
15日、プーチン大統領は、ロシア産原油をバルカン半島経由で欧州向けに輸出する新パイプライン建設について、ギリシャ、ブルガリア両国首脳と最終合意し、露主導の企業連合を発足させる政府間協定を結んだ。
「他方、バルト三国やポーランドは独露の大国間で頭越しに新パイプラインを建設されることになり、既存のパイプラインによってロシアに直接、エネルギー面での命運を握られ続ける」。
クルド難民関連情報です。
昨年7月に皆さんに署名をお願いしたクルド難民のデニズ・ドーガンさんが、最高裁で敗訴してしまい、再び収容・強制送還されてしまう危険にさらされています。デニズさんは、日本人の女性と結婚し、日本での在留特別許可を求めています。デニズさんたちが安心して日本で暮らせるよう、どうか署名を広げてください。
もうひとつは展示会のお知らせです。3月22日(木)から4月1日(日)まで、東京・神保町で、「周香織・ねもとよしみ 二人展『おわりとはじまり』」が開催されます。会場ではブックレット『お隣のメルヴェちゃん クルド人難民家族との出会い』も販売します。ぜひお誘い合わせの上お越しください。
本日、与党が国民投票法案の採決に必要な公聴会を中央で一度だけ開催することを決定しました。公聴会は、22日に東京で3時間だけ行われるとのこと。このまま行くと、29日に衆議院憲法調査特別委員会で強行採決され、30日に本会議で強行採決される可能性が高いです。
この流れを止めるために、どうか国民投票法案に反対する意思表示をしてください。以下に関係者にメールを一斉送信できるフォームを紹介します。憲法調査特別委員会の議員の電話・FAX番号もダウンロードできます。
先日は、採決に必要な地方公聴会を開催しようとした中山委員長のところに、厚さ15センチほどの国民投票法案成立反対のファックスが積もって、公聴会はいったん流れたそうです。次の目標は1メートルです。(邦枝)
11日、ロシアで地方選挙があり、モスクワ州など14の地方自治体で議会選挙の投票が行われました。結果は、プーチン政権与党「統一ロシア」の圧勝で、「今年末の下院選と来年春の大統領選を控え、プーチン大統領の政権基盤が一段と盤石となった形」。プーチン翼賛体制が、これでますます露骨になってきたと思います。
「ロシア地方選で与党圧勝=プーチン政権、一段と盤石に」
[時事通信 3/12]
きょう、3月8日は、チェチェン共和国のアスラン・マスハードフ大統領(独立派)が、ロシア軍特殊部隊によって暗殺された日です。ついさきほど、知人からのメールをもらって思い出しました。
私は彼と会ったことはないのですが、彼が、チェチェンとロシアの平和のための、残された希望だったとは言えると思います。チェチェンの人々に民主的に選挙され、ロシアとの和平交渉を常に訴えてきたにも関わらず、(いや、だからこそ?)ロシア軍に殺されたこの人物のことを、忘れたくないと思っています。
紛争当事者の片方であるマスハードフ氏に対して、過剰な思い入れや、英雄化につながるようなことを書くべきではないのかもしれません。
それもたぶん間違っていないのですが・・・ロシア軍の侵攻下で、わずかな部下とともに地下活動を続け、文字通り地下で殺害された彼の晩年を思うと、この戦争の非対称性と言ったらいいのでしょうか、どうしてもやるせない思いになります。
チェチェン人は、自分たちの手で同族の遺体を葬ることをとても大切にしていて、そうしなければ天国に行けないと信じているそうです。けれども、まだマスハードフの遺体は返還されていません。そのことが遺族に与える苦しみ、そして、他にも大勢の市民がロシア軍や親ロシア派に拉致され、帰ってきていない苦しみが、今日もチェチェンに積もり、静かに重みを増していることでしょう。
マスハードフの最大の功績は、96年に結ばれたハサブユルト協定と、97年に結ばれたロシア・チェチェン平和条約だと思います。現在でも、読む意味のある文書だと思います。下に貼り付けますので、一度目を通していただければ幸いです。(大富亮)
ロシア人ジャーナリストが、またしても不審死を遂げました。死亡したのは、日刊紙コメルサントの軍事評論家だったイワン・サフロノフ氏。モスクワ市内の自宅アパートの最上階から落下して死亡したため、当初は自殺の可能性が高いと言われていました。
しかし、コメルサント紙は6日、ロシアがミサイルや戦闘機をベラルーシ経由でシリアやイランに輸出しようとしているとの記事を出稿する直前にサフロノフ氏が死亡したこと、さらに同氏がロシアの武器輸出の極秘情報を記事にしないよう脅迫されていた事実を挙げ、「殺害された可能性が高い」と報じました。
欧米諸国からは、「ロシアでは反政権的なジャーナリストがあまりに多く死亡している。ロシアは説明する義務がある」などと、相次いで懸念が表明されています。
「露、記者また不審死 違法輸出追及 機密保護で暗殺?」
[産経新聞 3/7]
3月5日、チェチェンの首都グローズヌイで、チェチェン人の徴兵に反対するデモが行われた。参加者は30名ほど。デモに参加した母親のほとんどは、徴兵そのものには反対していないが、息子がチェチェン以外のロシアの地域に派遣されることに反発しているという。
"Rally held in Grozny against sending of Chechen conscripts to Russian regions"
[プラハ・ウォッチドッグ 3/5]
サンクトペテルブルクで3日、数千人規模の反政府デモが行われた。警官隊が大挙出動し、100人以上が逮捕されている。デモを主導したのはチェスの元世界チャンピオン、ガリー・カスパロフ氏のほか、プーチン大統領とたもとを分かったミハイル・カシヤノフ前首相など。「大統領は民主主義を踏みにじっている」と訴えた。[NNA 3/6]気になります。
3月1日、プーチン大統領が、チェチェン親ロシア派政権のボス、ラムザン・カディロフをチェチェン共和国大統領に指名しました。2日には、チェチェン共和国議会が、カディロフを大統領として承認。一ヶ月以内に就任式が行われ、カディロフが名実ともに親ロシア派政権のNo.1になります。
同日2日、欧州会議のハマーベルク人権問題担当委員は、モスクワでの記者会見で、チェチェン共和国で蔓延している治安機関による拷問と、誘拐などによる市民の失踪を批判しました。こうした拷問と誘拐の多くに関わっているのが、「カディロフツィ」と呼ばれる親衛隊(マフィア集団)を率いるラムザン・カディロフ。
彼がチェチェンで権力をもてあそんでいる限り、そして、クレムリンが彼のような人物に権力を与え続けている限り、チェチェン戦争に終わりはないと思います。(邦枝)
「チェチェン新大統領に親露武闘派」[産経新聞 3/4]
人物情報: http://chechennews.org/basic/biograph.htm#rKadyrov
R・カディロフ、グローズヌイ市長を解任 [ラジオ・リバティ 3/7]
3月7日、チェチェン親ロシア派大統領、ラムザン・カディロフは、チェチェンの首都、グローズヌイの市長を解任した。カディロフいわく、グローズヌイには「新しいアイディアとアプローチが必要だ」とのこと。ちなみに、前市長は、カディロフへの権力の集中や、彼がカルトの教祖じみていること、人権侵害を続けていることなどを批判していた。
米国務省、チェチェンでの人権侵害を批判 [ラジオ・リバティ 3/6]
3月6日、米国務省は2006年の世界の人権状況に関する報告書を発表した。報告書は、チェチェンおよびロシアの北コーカサス地方で「重大な人権侵害」が続いているとして、ロシア軍および(親ロシア派)チェチェン軍による市民の殺害および虐待を批判している。プーチン大統領への権力の集中や、法執行当局の腐敗、司法に対する圧力、NGOおよびメディアに対する規制などが、ロシア政府の説明責任の後退に拍車をかけているとも。
露ガスプロム 拡張主義、南米に 異業種買収も エネルギー独占へ [フジサンケイ ビジネスアイ 2/28]
世界最大級のロシア国営天然ガス独占企業体、ガスプロムが、外国のエネルギー各種事業にも積極的に参画し、買収する動きをみせている。自国企業の株式をハゲタカファンド(外資)が買い占めることは許さないけれど、ガスプロムを通じてロシアが世界の資源エネルギーの産出から運搬、供給までを牛耳って、価格を操作するのはOKということらしい。
アゼルバイジャンでチェチェン難民デモ [ラジオ・リバティ 2/28]
アゼルバイジャンの首都バクーで、数十人のチェチェン難民が、国際法上の難民としての権利を要求するデモを行った。要求は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対するもので、要求が認められない場合には、第三国への出国を支援するよう訴えた。UNHCRによると、アゼルバイジャンに在住するチェチェン人は現在約2600人。
2月24日(土)夜、東京・春日で、国際チェチェンデー集会 「相次ぐ暗殺事件とチェチェンの今」を開催しました。比較的小さな会場だったのですが、40人ほどの方が参加され、昨年11月に暗殺されたFSBの元大佐、リトビネンコへの生前のインタビュー映像や、ジャーナリストの方々のパネルディスカッション、活発な質疑応答がありました。簡単ですが報告します。
国際チェチェンデー集会 「相次ぐ暗殺事件とチェチェンの今」を、いよいよ明日開催します。参加費は500円。決して損はさせません(たぶん)。常連の方も初めての方も、どうぞお気軽にご参加ください。
会場で販売するチェチェン関連書籍の売上の2割は、チェチェン支援活動の資金となります。まだ入手されていない本がありましたら、ぜひこの機会にお買い上げください。
以下に情報を追加しました。
18日夜、サンクトペテルブルク中心部のハンバーガー店マクドナルドで爆発が起き、計6人が負傷しました。治安当局は爆弾テロの可能性もあるとみて調査中とのことです。各紙は、負傷者の中に日本人がいないこと、2002年10月に起こったチェチェン人によるとされる類似のテロ事件を報じています。これってどうなの?
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2007021901000078.html
渋谷のユーロスペースで、「チョムスキーとメディア−マニュファクチュアリング・コンセント−」を観てきました。超おすすめです。マスメディアは「両論併記」を言うけれど、問題そのものが報道されない場合、私たちはどうしたらいいのか?
アメリカのメディアで洪水のように報道されたカンボジアでのクメール・ルージュの大虐殺と、近い時期に起こったにもかかわらずほとんど報道されなかった東ティモールでのインドネシア国軍による大虐殺。
「私たちの敵による虐殺」、「私たちに関係ない虐殺」、「私たち自身による虐殺」の3つの類型によって、報道の量や質がまったく違ってくる、特に報道されないのは「私たち自身による虐殺」なのだという指摘に激しく同意。チェチェンはこれのどれに属するのだろう?マスメディアの重要な機能は「無視」らしいです。
この映画の映像の比喩に刺激され、そして、チョムスキーが示唆する新しい生き方の希望を見つけるために、今週は渋谷にGO! [富]
ロンドンに亡命しているチェチェン独立派のアフメド・ザカーエフ副首相は、今回のR.カディロフ大統領代行の任命について、「おおむねわれわれは良いことだと考えている」と発言した。理由は「もともとカディロフは独立派だったから、こちらの要求に対してシンパシーをもつかもしれないじゃないか」というもの。[RFE/RL 2/16]意外な感じがする。果たしてそうなるか?
http://rferl.org/featuresarticle/2007/02/596B85D7-3A42-4185-B439-EBB0A1AB57F0.html