シンガポールの警察が違法ギャンブルで158人を捜査中

シンガポールの警察は、競馬などの違法ギャンブル行為に参加した疑いで、158人を捜査中です。その上、容疑者らは安全なソーシャルディスタンス措置を遵守していないと発表しました。

これらの行為は4月24日から6月6日の間に行われ、警察の土地区画整理局と刑事捜査局は、違法行為に参加した容疑で、36歳から83歳の女性11人と男性147人を逮捕。

また、警察は約1000万円にも及ぶ現金、数台の携帯端末、賭けの記録などを押収しました。今回、警察はイーシュン、マーシリング、ウッドランズ、セラングーン・セントラルなどの数カ所を追跡調査。

捜査はいまだ続行中ですが、もし犯人が有罪となった場合、違法行為の重度に応じて、懲役刑、罰金刑、またはその両方が科せられる可能性があります。警察は、あらゆる違法ギャンブル行為を行わず、安全に注意を払い、ソーシャルディスタンスを保つようにと警鐘を鳴らしました。

シンガポールでは、違法なギャンブルは重大な犯罪となります。5月には、住宅内でギャンブルを行い、ソーシャルディスタンスの遵守を怠ったため、17人が逮捕されました。警察はまた、37,783ドルの罰金と3年の懲役刑を科せられる可能性のある62歳の男性を逮捕しました。

また、ソーシャルディスタンス措置の遵守を怠った人には、罰金や懲役刑が科せられる場合があります。環境水資源省は、今年、ソーシャルディスタンスの遵守を怠った個人に対し、600件以上の罰金を科しました。最新の規制内容では、シンガポールでは同じ場所に2人以上の人がいることは許可されていません。

安全にギャンブルで遊ぶには?

昨年はかなり慌ただしく、日常の状況に適応するのがとても困難でしたが、今となっては、完全ロックダウンを経た後、多くのカジノが営業を再開しています。しかし、運営サイドは、責任を持ってギャンブルのサービスを提供することが重要です。

ある程度までは、サービスを宣伝する必要がありますが、顧客の連絡先情報や特権を利用して、すぐにギャンブルへの復帰を促すようなことはしない方が良いでしょう。新型コロナの感染拡大により、多くの施設が景気後退に見舞われ、多額の損失を被ったことは理解できますが、だからといって、失ったものを一晩ですべて取り戻せるわけではありません。

また、問題を起こす可能性のあるプレイヤーには注意を払うようにしましょう。現在、ギャンブル場に入れるギャンブラーの人数は制限されています。そのため、スタッフはより多くの仕事をこなさなければならず、起こりうる問題に対して常に注意を払う必要があるのです。

カジノ会場に、ソーシャルディスタンスを保ちながら、ギャンブラーとの個人的な会話ができる十分なスペースがあるかを確認しましょう。スタッフには、パトロンと定期的に交流し、休憩や帰宅を促すようにしましょう。定期的に声かけをすれば、誰がリスクを抱えているかを把握し、起こりうる問題を事前に防ぐことができます。

こうしたニューノーマルに慣れるまでには多少時間がかかります。しかし、相互に努力すれば、ほとんどは達成することができます。責任を持ち、周囲の人を危険にさらすような事態を避けるように行動していきましょう。